やっぱり地上波が好きなんだ。
昨今はネットフリックスの台頭などで地上波離れがおきているが、昭和生まれの私はやはり地上波。ノスタルジックに浸っていると思われるかもしれないが、ビデオデッキすらなかった幼い頃は、楽しみにしているテレビ番組の時間に家族みんなで茶の間に揃って団らんをするのがが常だった。
土曜の8時は「8時だよ、全員集合」だし、日曜の夕方6時半からは「サザエさん」だったのだ。ドラマ、「太陽に吠えろ」はテレビにかじりついて観たもんだ。テレビだけではない。深夜ラジオだってそれはそれは楽しみに聴いていたもんだ。ラジオにリクエストした曲が流れたときは嬉しかったなあ。
そんな幼少期、青年時代を送った私からしてみると、我が息子たちは、始まる時間をワクワクして待つという気持ちがないのか、と残念に思う。
成人した息子は仕事から帰ってきたら夜は配信動画を自室で見ているらしい。時々はライブ配信ているようだ。配信者はだいたい毎回同じ時間に流すようだし、なんだなるものを見、それなら私が地上波テレビを楽しみにするのと同じじゃないか、とホッとしたのだ。ツールは変わっても何かを楽しみにする気持ちというものはいいものだ。